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2010年04月28日

”犬の殺処分”を考えてみる。

 放し飼いや野良化した犬を
 ”捕獲→殺処分”するという保健所の”裏の仕事?”
 ご存知の方も多くなってきてると思いますが

 これだけ捉えて、

 保健所=犬殺しの悪もん処!
 っちゅうような単純に非難できるもんではなくて、


 この問題の解決に向けての視点は
 3つほどあるんやと思うんです。

 ひとつは、
 ”そもそも街中ウロウロしとる犬がなんでおるんや?”という
 飼主さんとその地域社会が考えねばならない
 ペットという命との接し方を含めた根本的な視点。

 もうひとつは、
 ニュー動物愛護法(動物愛護及び管理にに関する法律)の中途半端さゆえにか、
 今なお”捕獲と処分”という機械的な解決方法しか示せない行政。

 最後のひとつは、
 動物愛護法とは相反するかのように
 民法や他の特別法上では、
 動物を命ある生きものとしてではなく”モノ”として定義(法解釈)されている現状。



 この3つの視点の中で、
 犬の殺処分という問題が

 人は愛犬家や嫌犬家などそれぞれの”感情”で想いをぶつけ、
 行政は”ルーティンワークのひとつの効率性の問題”として捉え、
 法は”成文法”の文字の上で解釈し処理しようとします。

 

 

 さて。宮古島。


 放し飼いが当たり前の地域で、
 去勢や避妊手術もしてない犬を放し飼いにしているので
 それを原因とする望まれない仔犬=野良犬も増えているのが現状です。

 街中を犬が自主的に散歩している姿を見て
 ”平和を感じる?”自称愛犬家の人がいるのも知っていますし、
 僕も犬猫大好きなんで、
 そういう視点でワンコを見る人たちの気持ちも理解できんではないですが、

 かつて徒歩が当たり前で、
 宮古馬がもっとも便利な交通手段とされた時代は遠い昔に過ぎ去り

 今では宮古島社会が望んだ末に、村が町に町が街へと
 内地規格の都市計画のうえ整備事業の中で変貌し、
 綺麗に舗装され信号等で交通ルールを決められた道を
 自家用車やトラックやバスなどの大型車両が走り回っとる時代には

 犬の独り歩きは、もはや社会的に許されない状況になっているのも
 言うまでもない事実だと思うんですよね。


 
 日本の他の地域を見ると
 熊本の動物愛護センターなどでは、
 ”殺処分ゼロ”を行政としての行動指標とし活動されているようで

 こういう取り組みを見ると
 モデルケースとしては、犬をひとつの命ある生きものとして捉えた
 人間的な活動だと思うので
 宮古島でもぜひこのような方向に進んでいって欲しいとは思うのですが

 今すぐ同じようなことを宮古で実行に移すとなると、
 地域性が一番の問題となるうえに 
 実務上は”人、カネ、モノ、情報、技術”の問題が必ず出てくると思うので
 どれも不足している宮古島にとってはちと厳しいところ(←かなり?)...


 
 なもんで宮古の場合は、
 ”人の意識の向上”が先じゃぁ~ないかと...


 まずは、放し飼いやノーリードの散歩
(軽トラックにひきずっての散歩もモチロン含む!)等を許さないなど
 宮古島の市民の意識の向上が一番大切だと思うのです。
 ( ↑だいたい犬が絡んだ人身事故があった場合誰がどう責任とるんじゃ?)

 さらにそのことは、
 ペットを通じて命を考える社会道徳問題でもあると思うんですよね。

 犬猫であれ、鳥であれ、昆虫であれ、動物を飼うときに
 動物は人と同じように”命ある生きもの”なんだという


 そういう当たり前の感覚がなければ
 社会全体が危険にされされかねないというコモンセンスを共有する中で

 何があってもペットを家族として
 最後まで面倒を見るのだという”責任”を持ち
 命に愛情をそそげるようになることが一番求められていることだと思うんですよね。


 野性のオオカミやないんやから、
 人の社会で暮らしてとるわんこは
 社会性の求められる生き物です。

 だからこそ基本的な躾はもちろん、
 飼い方に関しても飼主の責任が求められるんじゃぁ~ないかと。


 だから、ただ単に犬好きという視点だけで、
、飼主の無責任さゆえに、放し飼いや野犬化した犬を
 保健所がその仕事として捕まえているからと言って
 ”殺処分はダメ”と言うとるだけでは
 可哀相な命を救うことには繋がらないと思うんです。


 
 こういう問題は
 現実と理想が絡むのでややこしくなりやすいとは思うんですが

 まずは、放し飼いをされてる方や
 無条件にノーリードで散歩されてる方には、

 「 それはダメですよ!! 」

 と言う勇気を持つことが大切だと思うんですよね。




 犬を家族の一員として
 愛情持ってしっかり可愛がってあげて

 その結果として、街中ウロウロしている犬がいなくなれば
 殺処分される犬も間違いなく減るはず。


 
 それと同時に、動物愛護法で”命の尊さを謳っとる”のなら

 他の法律との矛盾(ペットをモノとして扱う点)も
 さらなる改正ふくめて考えてみるのも必要なのかもしれません。。
 (↑ペットの亡骸を生ゴミで出すことを良しとしとるのはこのためね)




 
 最後に宮古での実話です。

 ある家族がいました。
 小さな子供がお母さんに”仔犬が欲しい”とねだりました。

 その家族は、一度も犬を飼ったことがありませんでしたし、
 犬の飼い方もしつけ方も知りませんでしたが、
 子供が欲しがるので犬を飼うことにしました。

 最初の数ヶ月は、可愛がっていましたが、
 それもすぐに飽きて誰も面倒みなくなりました。

 お母さんが子供に言います 
 「 世話しないなら犬を捨てるよ! 」

 子供が言います。
 「 もう可愛くないから捨てていいよ。」


 たったこれだけの理由で
 たったこれだけの会話で

 仔犬は飼われ
 そして路上に捨てられました。


 宮古でのマジ話です。



 
 もちろん犬を家族として受け入れ
 愛情あふれる中で、大切に飼われている方々も
 宮古にはたくさんいます。



 しかし、島中にウロついている犬の数の多さは異常ですし、
 おそらく日本一です。

 
 そして、これらの”家族の絆をきられた”犬を見るたびに
 この家族の出来事を思い起こしてしまうんですよね。



 だいたいあの家族は、
 自分の子供に命の尊さをどう教えていくのだろうか?




 こないだカママ嶺で平和運動やってましたが

 犬の殺処分問題から見えてくる犬の飼い方や接し方の問題は
 そんなに軽い愛犬家だけの問題ではなく、
 平和運動と同じく確実に”命にたいする問題”だと思うのです。





 ・・・



 
 普段のキャラ違いではありましたが、
 かなりの長文、ご拝読ありがとうございました~^^



 


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この記事へのコメント
はじめまして
まったく同感です。
素晴らしい文章に感動しました。
住民の意識改革が必要だと思います。
宮古島はいいところですが、
もっとより良い島になってほしいです。
Posted by あらふぉ~あらふぉ~ at 2010年04月28日 19:25
はじめまして、あらふぉーさん

宮古は、離島ゆえにか、
元々、島にない文化が入ってきたときに

それらを
島の文化に上手く取り入れながら
独自に昇華することが
苦手なような気がしますね...


僕も宮古が大好きやし、
今は犬の仕事にも関わっているので

そういう仕事を通じても
少しでも宮古に貢献できるように
頑張って暮らして行きたいと思ってますよ。^^
Posted by かーんとぅ at 2010年04月29日 15:05
以前、仕事の関係で宮古島に住んでいました。そして2頭の犬を拾いました。
そこから、動物愛護とは・・?と初めて勉強しはじめました。
現在は宮古島から2頭の犬とともに、本土に戻ってきました。
この犬達にとっては脱出成功という感じがしてしまいます。
避妊去勢、フィラリア予防、等当たり前の事が当たり前ではない状況に驚きました。
でも、宮古島がこの2頭の家族と逢わせてくれたと感謝しています。
Posted by すずめ at 2010年04月30日 14:50
はじめまして、すすめさん

動物愛護ってなんだかややこしそうですけど、つまりは”命を大切にしよう”
ってことにつきると思うんですよね。

すずめさんのように
ペットを家族の一員として大切にすることが”命を大切にする”という

人が本来、一番大切にしなければならないことに繋がっていくんじゃないかと思ってますよ。


二頭飼いだと
賑やかで楽しそうですね~

可愛がってあげてくださいよぉ~~

きっと幸せ運んでくれますよ!^^
Posted by かーんとぅ at 2010年05月06日 11:38
あなたも 脱出することを
お勧めします。

 
Posted by 島民 at 2011年02月16日 15:47
はじめまして、島民さん

僕はこの島が大好きでやってきたわけなので、その時点で脱出の選択肢はすでにないと思ってますよ。

まあ、何処で暮らしても何かしらの問題はあるもんやと思ってます。

なもんで自分のペースでもって、
自分が信じたやりかたで
ずぅ~~と暮らすつもりですよ♪
Posted by かーんとぅ at 2011年02月17日 22:51